日奈久温泉駅
日奈久温泉駅は肥薩おれんじ鉄道の駅です。
大正12年開業の国鉄の駅だったそうで、現在の駅舎も開業当時の木造駅舎をほとんどそのまま使用しており、かなり歴史を感じます。
日奈久温泉街まで徒歩10分ほど、小さな駅ではありますが、観光客も立ち寄るため、地区の住民さんにより管理されている有人駅です。
駅のホームでは駅長の服を着たくまモンがお出迎えしてくれます。
電車がくると、駅舎からスタッフさんが出てきて、迎えてくれます。
駅員として、観光案内所スタッフとして町の観光案内もしてもらえます。
肥薩おれんじ鉄道の観光列車「おれんじ食堂」が到着すると、いろいろとお土産を配ってくださいました。
列車出発時には手を振ってお見送りもしていただけました。
日奈久温泉は熊本県で一番古い温泉場で、俳人・種田山頭火が愛した温泉として有名です。
「温泉はよい、ほんたうによい、ここは海も山もよし」と評価されたそう。
山頭火は諸国を放浪し、各地の温泉宿に泊まっていますが、日奈久温泉で泊まった宿のみが今もなお現存しています。
そのため、日奈久温泉の構内には、種田山頭火の人形が置かれ、俳句が飾られています。