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日本一長い駅名を持つ、等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅

2020年(令和2年)、京都に日本一長い名前を持つ駅「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」が誕生しました。「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」は嵐電(らんでん)の名で地元の人々に親しまれている京福電気鉄道「嵐山線」の駅。もともとは「等持院駅」でしたが、名称変更がなされたのです。
「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」の周辺には、駅名に入っている等持院と立命館大学の衣笠キャンパスがある他、少し足を伸ばせば妙心寺や龍安寺、平野神社など様々な神社仏閣を訪れることができます。
こちらでは、「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」誕生の経緯、駅周辺のスポットについてご紹介。日本一長い駅名を持つ駅※に迫りたいと思います。

(※「停留所」は対象外とします。)

「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」とは

等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅
等持院・立命館大学
衣笠キャンパス前駅

2020年(令和2年)3月20日、京都府京都市北区にある嵐電北野線の「等持院駅」が「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」へと名称変更しました。この改称によって駅名は文字数17字・音読数26字となり、京都に日本一長い名前の駅が誕生したのです。
それまでの日本一長い駅名は、文字数では千葉県浦安市にあるディズニーリゾートラインの「リゾートウェイ・ステーション」「東京ディズニーランド・ステーション」(ともに17字)、音読数では熊本県阿蘇郡にある南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」、茨城県鹿嶋市にある鹿島臨海鉄道「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅」(ともに22字)、でした。「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」は文字数が日本一の2駅と並ぶとともに、音読数が日本一長い駅名となったわけです。

「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」への改称は、嵐電を経営する京福電気鉄道と学校法人立命館との連携・協定締結をきっかけに、また次駅「北野白梅町駅」改修後の使用開始に合わせて行なわれました。「等持院」で地名を表すことに加え、嵐電が立命館大学へのアクセスに使えることを明らかにするのが名称変更の理由です。
連携・協定締結するまでも、学校法人立命館と京福電気鉄道は連携事業を行なっていました。2011年(平成23年)の嵐電開業100周年の際には立命館大学の朱雀キャンパスにおいて、観光シンポジウムを共催している他、立命館大学のプロジェクトチームが嵐電の電車内で読み聞かせのイベントを行なったり、立命館大学の学生が「嵐電沿線まち歩きマップ」を作ったりと、あらゆる連携を見せています。

嵐電の様子
嵐電の様子

なお、嵐電(嵐山線)は四条大宮と嵐山を結ぶ「嵐山本線」と帷子ノ辻(かたびらのつじ)と北野白梅町を結ぶ「北野線」から成る路線。道路上に敷かれた線路の上を走る「路面電車」区間もあります。嵐電の路面電車は1~2両編成で、京紫やグリーン・ベージュなどで彩られたレトロな車体が特徴。ノスタルジックな雰囲気が味わえます。停車駅には「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」の他に、名勝地・嵐山とそこに建つ世界遺産・天龍寺がある「嵐山駅」、時代劇の世界を体感できる東映太秦映画村へ徒歩5分圏内の「撮影所前駅」・「太秦広隆寺駅」、周辺にある世界遺産の寺院名を使った「龍安寺駅」・「御室仁和寺駅」、北野天満宮近くに位置する「北野白梅町駅」などがあり、地元の人の足として使われていることはもちろん、観光スポット巡りにも便利です。

「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」周辺施設

多数の寺社仏閣があるとともに、古くから「学問のまち」「学生のまち」としても知られている京都。「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」周辺にも寺院・神社や大学があります。ここからは「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」近くにある観光スポットをご紹介しましょう。

等持院

等持院
等持院

臨済宗の禅寺・等持院は「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」から徒歩5分の場所にある寺院です。嵐電以外では、京都市営バスのバス停「等持院南町」「立命館大学前」で下車するとアクセスできます。
等持院は1341年(暦応4年)、足利尊氏(あしかがたかうじ)が天龍寺の夢窓国師(むそうこくし)を迎えて創建しました。足利将軍家の菩提寺(ぼだいじ:先祖代々の位牌や墓がある寺)であり、霊光殿には足利家歴代将軍の像が安置されている他、本堂北には足利尊氏の墓と伝わる塔が位置しています。名物は禅宗を開いた達磨大師が描かれた「達磨図」です。
また夢窓国師は夢窓疎石(むそうそせき)としても知られる禅僧で、多くの庭園を手掛けていました。等持院の庭園も夢窓国師によって作られたと言われています。庭園の形式は池を巡りながら庭を鑑賞する池泉回遊式。「心」の草書体をかたどった心字池(しんじち)がある東庭、芙蓉の花の形をした芙蓉池(ふようち)がある西庭に分けられており、西庭には茶室・清漣亭(せいれんてい)が置かれています。庭園には多くの植物が植えられていて、春には有楽椿(うらくつばき)やサツキ、夏にはサルスベリ、秋には芙蓉や紅葉、冬はサザンカと四季それぞれの景色を楽しむことが可能。さらに抹茶・番茶の販売もしていて、お茶を味わいながら芙蓉池を眺めることもできます。

立命館大学 衣笠キャンパス

立命館大学 衣笠キャンパス
立命館大学 衣笠キャンパス

立命館大学の衣笠キャンパスは、嵐電「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」・「龍安寺駅」から徒歩約6分のところにあります。嵐電以外の交通手段では、市営バスで「立命館大学前」下車すぐ、「衣笠校前」下車徒歩約10分で到着です。
立命館大学は1869年(明治2年)に西園寺公望(さいおんじきんもち)が始めた私塾「立命館」がはじまり。その後、西園寺公望の秘書・中川小十郎(なかがわこじゅうろう)が立命館大学の前身である「私立京都法政学校」を作りました。1913年(大正2年)に、名称を「私立立命館大学」に改称しています。京都法政学校は元料亭のなかにありましたが、1901年(明治34年)から京都市上京区の広小路学舎へと移転し、さらに1970年(昭和45年)から1981年(昭和56年)にかけて、衣笠キャンパスへと移転されました。その後も立命館大学は拡充を進め、びわこ・くさつキャンパスや大阪いばらきキャンパスなど、複数のキャンパスを持つようになっています。
立命館大学の衣笠キャンパスにある学部は、法学部・産業社会学部・国際関係学部・文学部・映像学部の5つ。存心館や興学館、以学館といった多数の教室棟の他、図書館や学生会館、アカメディア立命21などが位置しています。なかでもアカメディア立命21内には国際平和ミュージアム・平和教育研究センターを設置。国際平和ミュージアムでは戦争と平和にかかわる展示を常設しており、平和教育研究センターでは平和や人権にまつわる数々の研究がなされています。

眞如寺

秋の眞如寺
秋の眞如寺

「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」から徒歩約5分のところにある寺院です。
眞如寺は1286年(弘安9年)に無外如大尼(むがいにょだい)によって作られた庵がはじまり。1342年(暦応5年)には夢窓国師を迎えて寺院として整備され、室町幕府の厚い保護を受けました。
通常は非公開の寺院ですが、毎年5月第2日曜日に「半僧坊大権現」(はんそうぼうだいごんげん)を御開帳しています。半僧坊大権現は心願成就や身体健康などにご利益があると言われている神様。御開帳日にはお茶席や手作り市も行なわれます。

きぬかけの路

きぬかけの路は、衣笠山のふもとにある約2.5㎞の歴史街道。世界遺産である金閣寺・龍安寺・仁和寺を結んでいて、金閣寺から龍安寺までは徒歩約18分、龍安寺から仁和寺までは徒歩約11分です。道中とその周辺には数多くの寺院・仏閣がある他、大正時代から昭和時代にかけて活躍した堂本印象の作品が展示されている「堂本印象美術館」、安産の神様として知られる「わら天神宮」などの見どころがあります。

金閣寺

金閣寺(鹿苑寺)
金閣寺(鹿苑寺)

金閣寺の正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)。釈迦の遺骨を納めているとされる舎利殿「金閣」が有名なので、「金閣寺」と呼ばれるようになりました。
鎌倉時代に西園寺公経(さいおんじきんつね)によって建てられた山荘を、西園寺家の衰退後に足利義満が譲り受け、「北山殿」と呼ばれる山荘を作ったことが鹿苑寺のはじまりだと言われています。
舎利殿「金閣」は、2層・3層に金箔が貼られている建物。頂部には鳳凰(ほうおう)が輝いていて、鏡湖池(きょうこち)に映る金閣の姿は鹿苑寺の見どころのひとつです。また庭園の中心である鏡湖池には葦原島(あしはらじま)をはじめとする島々や奇岩が設けられています。

龍安寺

龍安寺
龍安寺

龍安寺は1450年(宝徳2年)、室町幕府の有力者だった細川勝元によって創建されました。
石庭には一面に白砂が敷かれており、大小15個の石が配置されています。また高度な遠近法が使われていて、奥行きが感じられるよう工夫がなされているのも特徴です。
この石庭は代表的な枯山水庭園であり、1975年(昭和50年)に訪れた英国のエリザベス女王が絶賛したことから、世界的にも有名になりました。なお、枯山水庭園とは水を使わずに自然の景観を表す庭園様式のことです。この石庭は誰がいつ作ったのか、何を表現しているのか分かっておらず、その謎が人々を魅了しているとも言えます。

仁和寺

仁和寺 御室桜
仁和寺 御室桜

仁和寺は888年(仁和4年)に創建された寺です。886年(仁和4年)に光孝天皇が着手したのがはじまりで、光孝天皇の崩御後は宇多天皇が先帝の遺志を引き継ぎ完成させました。しかし「応仁の乱」によって仁和寺は大半が焼失。1634年(寛永11年)に再建が始められ、1646年(正保3年)に創建時の姿に戻りました。
境内には京都3大門の二王門や国宝の金堂、重要文化財である五重塔や御影堂などの他、宸殿(しんでん)や黒書院、茶室の飛濤亭(ひとうてい)・遼廓亭(りょうかくてい)などで構成される仁和寺御殿があります。
また中門西側に植えられているのは「御室桜」(おむろざくら)。背の低い遅咲きの桜で、数々の和歌に詠まれました。なお仁和寺では御室桜の他にも、しだれ桜やソメイヨシノなどの桜も咲き誇ります。

妙心寺

妙心寺
妙心寺

妙心寺は1337年(建武4年)に創建された日本最大の禅寺です。
重要文化財である三門や仏殿、法堂(はっとう)などが見どころで、なかでも法堂にある狩野探幽(かのうたんゆう)が8年かけて描き上げた天井画・雲龍図が有名。また法堂では国宝指定されている日本最古の鐘も見られます。
なお、妙心寺内の「退蔵院」「桂春院」「大心院」は1年を通して拝観可能な寺内寺院。退蔵院は国宝の水墨画・瓢鮎図(ひょうねんず)が見られる他、枯山水の庭や池泉回遊式庭園が楽しめます。「桂春院」は4つの庭園がある寺院。しっとりとした苔が魅了する「侘びの庭」、ツツジの刈り込みやカエデで覆われている「真如の庭」など、それぞれの庭の良さが味わえるのがポイントです。「大心院」は白砂・奇岩・苔で龍が天に昇ろうとしている様子を表現した枯山水庭園が見られることに加え、宿坊としても利用できます。

平野神社

平野神社
平野神社

平野神社は主神を源気新生・活力生成の神・今木皇大神(いまきすめおおかみ)とする神社。今木皇大神は奈良県の平城京に祀られていましたが、794年(延暦13年)の平安京遷都に伴って京都に移されたと伝わっています。のちに平家・源氏の氏神となりました。今木皇大神の他、竈(かまど)と生活安泰の神・九度大神(くどのおおかみ)、平安の神・古開大神(ふるあきのおおかみ)、生産力の神・比売大神(ひめのおおかみ)が御祭神です。
平野神社は多くの人々が訪れる桜の名所。平安時代から植えられた桜は約60種400本を誇り、なかには珍しい種類もあります。約1ヵ月半もの長期間、桜が楽しめるのも特徴です。
桜をモチーフにした授与品も販売。かわいらしいお守り・おみくじが購入できます。
また平野神社は、御神木のクスノキと霊石・すえひろがねがある場所がパワースポット。すえひろがねは強い磁力を持った石で、不思議なパワーを備えているとして崇拝されてきました。販売されている「授かる守」をすえひろがねにくっつけることで、石の力をお守りに授けることができると言われています。