鉄道駅[電車駅]情報
日本へそ公園駅の概要
「日本へそ公園駅」は、兵庫県西脇市に位置するJR西日本加古川線の駅です。日本の標準時子午線が近いことから「日本へそ公園」と名付けられた公園の最寄駅ですが、この日本へそ公園駅の歴史や特徴について説明します。
日本へそ公園駅の概要・歴史

1985年に開業して以来、1987年までは臨時駅として営業されていた無人駅であり、1日の平均乗車人数は20人未満が続いている小さな駅です。1987年の国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となりました。ICOCAなどのICカードは対応しておらず、駅スタンプなどもありません。
国鉄分割民営化
1987年に日本国有鉄道は、JR各社として6つの地域別(北海道・東日本・東海・西日本・四国・九州)に分割されました。
駅の周辺
「日本へそ公園駅」は、JR西日本加古川線の駅で、比延駅と黒田庄駅の間に位置します。加古川線は、兵庫県加古川市と丹波市を結ぶ路線となり、その名の通り、加古川に沿っています。山陽本線と福知山線をつなぐ路線でもあり、通勤・通学などでも利用されています。2004年に全線が直流電化されるまでは、非電化の路線でした。
日本へそ公園
駅の近くにある「日本へそ公園」は、1983年に岡之山公園を拡張し、改称されてできた公園です。日本標準時子午線(東経135度)と北緯35度が交差する「日本のへそ」があるとPRしている西脇市にあり、「へそモニュメント」なども設置されています。芸術家の横尾忠則さんの出身地ということに由来し、岡之山美術館をはじめ、アート色の強さをアピールしています。駐車場は120台分用意してあり、入園料は無料ですが、美術館など一部施設が有料となっています。
公園の施設
日本へそ公園にあるおもな施設は以下のものがあります。
- 「岡之山美術館」1984年~
- 「にしわき経緯度地球科学館(テラ・ドーム)」1993年~
- 「へそモニュメント」1994年~
- 「宇宙っ子ランド」1995年~
日本標準時子午線とは
東経135度を通る「日本標準時子午線」とは、日本の標準時を定めるための天体経緯度に基づく経線です。経度0度のグリニッジ子午線とは9時間の差があります。「GMT+9」といった表記はこの9時間差を示すものです。なお、天体経緯度は、GPSによる測量結果とは異なります。
その他の周辺施設
「日本へそ公園」以外にも周辺には、「あじさい寺」とよばれる高野山真言宗の寺「西林寺」があり、特に毎年6月に「都麻の郷あじさい園」で開催されている「あじさい祭り」では、多くの観光客が訪れます。