

田川市の中心駅のひとつ田川伊田駅。 JR九州の日田彦山線と、平成筑豊鉄道の伊田線、田川線の3路線が乗り入れていて、地域住民にとっては大切な路線です。JRと平成筑豊鉄道の線路はつながっていて、供用区間があるというのは面白いですね。一応、駅の改札は隣り合っているけど、別々になっています。 日田彦山線の駅はICカード非対応のため、発券機で切符を購入して乗車しなければなりません。小倉や飯塚方面からICカードで乗車した場合は、下車時に現金で清算した上で、ICカードが使える駅まで行って乗車記録を削除してもらう必要があります。 田川伊田駅の場合、ホームへは地下通路を通って階段を使うことになりますが、エレベーターの設置がなく、車いす非対応なので利用には注意が必要です。そのため高齢者の多くは最寄りの一本松駅を利用する方が多いようです。 ICカードと車いす対応になれば利便性がよくなるんですけどね・・・今後に期待です。 現在の駅舎は1990年に3階建て新駅ビルとして建設されたものを、2016年に田川市がJR九州より駅舎を購入してリニューアルしたもので、2019年には駅舎内に「田川伊田駅舎ホテル」を開業しています。駅舎ホテルは寝台列車をイメージした客室から、駅ホームが見えることでも話題になっていました。駅舎外観はシックなカラーリングになったことでレトロ感が増して素敵になったなと思います。以前は白い壁の駅舎だったので、結構イメージが変わってびっくりしました。駅舎内にパン屋さんと飲食店が入っているのも嬉しいですね。 駅前のロータリーも整備されて、商店街入口や風治八幡宮が駅から近くにあるのがわかりやすいです。田川市石炭・歴史博物館も田川伊田駅から徒歩8分ほどのところにあって、シンボルの煙突が近くに見えますよ。 毎年5月に行われる「風治八幡宮川渡り神幸祭」の時は、駅前が神輿と山笠が通るルートになっていて、たくさんの人でにぎわってます。