

若桜駅はJR西日本因美線の郡家駅から分岐してこの若桜迄の若桜線の終点の駅です。 若桜線はJR西日本から第三セクター若桜鉄道株式会社と若桜町と八頭町が管轄する19.2km、9駅の路線です。 この若桜線は国道29号線と国道482号線の合併線とほぼ平行に走っていて、国道は若桜駅の東側を走っています。 若桜駅に行くには、八頭消防署若桜出張所の郡家側から国道482号線を西側に離れて本通りを進むと左側に見えてきます。 駅を通り過ぎて道路沿いに駐車場が有ります。 この若桜駅を始発、終点とする列車は一日15往復運転されています。 このうち半数は郡家駅からJR西日本因美線に入り鳥取駅まで運転されています。 元々JR西日本の若桜線だったので、線路幅がJRと同じ狭軌なので問題なく延長運転が出来ています。 この若桜駅は若桜線の終点と云うだけでなく、C12型蒸気機関車の167号機、転車台、給水塔が保存されているのが最大の特長です。 このC12型蒸気機関車は最後のタンク式の機関車で洗練された軽快なデザインでこれだけきれいに保存されているのは感動ものです。 このC12167は圧縮空気で動かしたり、DD16型ディーゼル機関車の7号機と一緒に運転されたりと観光客の誘致に活躍しています。 C12型蒸気機関車、転車台、給水塔、DD16型ディーゼル機関車を見るには、300円の入場券が必要です。 駐車場から見えない事もないですが、近くに行くと、C12型蒸気機関車の下にもぐって下から見る事が出来る通路が線路の間に掘られているので普段見る事が出来ない蒸気機関車のフレームや板バネ、イコライザーなどを間近に見ることが出来ます。 ただ、地下通路の下は長期間貯まった粘度の高い真っ黒な潤滑油が溜まっているので靴やズボンは要注意です。 若桜線の車両はとても若々しい感じの気動車で好感が持てます。 うらびれた感じは全く感じられず、地元の人に支持されて運転されている鉄道だと感じることが出来ます。 駅の入り口にはカフェも併設されているので、コーヒーを飲みながら、C12型蒸気機関車、転車台、給水塔などや若桜線の斬新な気動車を見るのも一興です。 鳥取から少し離れますが、お薦めの観光スポットです。 鉄道好きの方は是非どうぞ。 いいですよ、若桜駅。