
この駅は、三重県いなべ市大安町丹生川中にある、三岐鉄道三岐線の駅です。瓦屋根の駅舎で、日本家屋風の平家建てです。入り口横には自動販売機と公衆電話があります。開業したのは昭和6年なので、約90年程の歴史ある駅ですね。駅の構造としては、島式ホームの1面2線ある地上駅です。昔は貨物がよく発送された駅としても有名で、近隣の鉱山から苦土石灰がよく運搬されたそうです。それに伴ってなのか、駅横の線路には、タム8000形とト1形と呼ばれる貨車が展示されていて、いつでも見ることができます。もちろん本線とは切り離してあるので、動く事はないかもしれませんが、こういった貨車が見れるのはそうないので、貴重な存在と言っても過言ではないと思います。この駅の利用者自体は約20年前から、そう増えたり減ったりしておらず、1日の利用客数は130人前後を変わらずキープしているような感じですね。ある意味すごいと思う。駅周辺の施設としては、郵便局、小学校、保育園、レンタカー屋さん、貨物鉄道博物館があります。この博物館は、毎日開館しているわけではなく、毎月第1日曜日の10:00から16:00までの6時間のみです。臨時に開館するときもあるみたいですが、タイミングがよくわかりません。もちろん屋外にある展示車両はいつでも見る事はできますので。駅と隣接しているので、ちょっと空いた時間でもすぐ行けますよ。駅のホームにはベンチが2脚あり、背中合わせで計10人ほどは座れるかな。他は何もない。辺りを見ても、住宅が少しであとはほぼ畑かな。その向こう側には山々の景色が横に並ぶように見えます。天気がいい時は景色は結構いいかもしれません。鉄道博物館の横には、機関車も展示されていました。貨物系が好きな人には結構おすすめの駅です。またロータリーのようなところには駐車場や駐輪場もきちんとあり、それなりに整備されているので、利用者もそう困る事はないかなと思う。一度、下車旅をしてみるのもいいかもしれません。