駅も周りも様変わりしました。
神領駅はJR東海中央本線の駅で、愛知県春日井市神領町にあります。
名古屋駅から8番目の駅で約20.8kmの距離になり、普通列車の停車駅です。
上りは名古屋方面、下りは多治見、中津川、塩尻方面になります。
以前は線路の南側にしか駅舎が無く、北側へは駅を出てから一般道で遠回りをすることを強いられていました。2006年(平成18年)7月より南北自由通路と駅舎橋上化工事が開始され、10月14日から仮設駅舎としながら、2008年(平成20年)3月20日に南北自由通路の供用を開始し、現在の駅の状態になりました。
南北自由通路のデザインは光を透過する膜屋根やガラス面を取り入れており、コンコース正面のカーテンウォールから名古屋市内まで見通せる眺望を確保しています。北口に名鉄バスが接続し、近隣地域への路線がつくられています。
また、中部大学へは直行便があり、多勢の学生や関係者が利用しています。
駅の歴史は1943年(昭和18年)10月1日に神領信号場として開設されたところから始まります。
1949年(昭和24年)7月12日に仮乗降場に格上げ、神領仮乗降場となる。
1951年(昭和26年)12月15日に駅に格上げ、神領駅として旅客業のみ開業。
1987年(昭和62年)4月1日に国鉄分割民営化より、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
2006年(平成18年)11月25日にICカード「TOICA」の利用が可能になる。
こうして1日の平均乗客人員数が約13,000人の駅になっています。
駅の周辺は橋上化工事に合わせるように住宅地として開発が進みました。
駅前から南に向かうと、庄内川を渡って名古屋市守山区志段味で竜泉寺街道に出ます。最初の信号交差点を左折して東に向かうと高蔵寺駅方面、右折して西に向かうと春日井駅方面で、街道には飲食店と商業施設が多く見られます。
北口方面も住宅地として開発が進み、色んな施設が増えてきました。
半世紀ほど前は住宅もまばらで、田んぼや畑が広がっていて、道路も今ほど広くありませんでした。駅も地域も整備されて、益々活気が溢れてきました。