
岩波駅は静岡県裾野市岩波字下ノ田64ー1に位置する東海旅客鉄道、(JR東海)御殿場線の駅です。岩波駅は1911年、明治44年5月1日に国有鉄道東海道本線の岩浪信号所として開業されました。岩波駅と呼称されるまでに、当初の岩浪信号所から開業の翌年1912年、明治45年7月18日に岩浪の浪という字が変更されて岩波信号所に名称が改称されました。さらに1922年、大正11年4月1日に岩波信号場という名称に変更されました。その後、1934年、昭和9年12月1日の熱海駅と沼津駅間開通に伴い、東海道本線国府津駅から沼津駅の間が御殿場線に名称が改称されると1944年、昭和19年12月8日に現在の岩波駅の名称となりました。岩波駅は箱根と程近く、峠を越える道もあり、交通の面で箱根への近道としても利用される事で知られています。また近年は岩波駅近郊に大きな企業の社屋や工場があったこともあり、その当時は通勤の利用者が相当数おり、特に朝の通勤時間帯の混雑時の降車時は駅のホームにたくさんの人が、それこそ溢れんばかりの人が降りてきて駅ホームから改札へ向かう登り階段で人の渋滞ができて列車が発車した後もまだ階段を待つ人が多く連なっているという光景が見られたということがありました。私は当時の仕事の関係で、この朝の通勤時間帯、特に朝8時過ぎの列車の降車時に岩波駅の駐車場に車を停めており、運転席から横目に岩波駅ホームの光景を毎日見ていました。しかし現在では、当時岩波駅近郊にあった大きな企業の社屋、工場の移転などの煽りを受けてか、朝の利用者も半減し、大混雑の光景は鳴りを潜めています。しかし、今後新たに大きな企業の大きな試みの地として岩波駅近郊で動き出しているプロジェクトがあります。日本だけで無く、世界も注目するそのプロジェクトの誕生の地として近い将来に更なる賑わいをもたらしてくれる、賑わいを取り戻してくれるのを期待しています。