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岩手県・三陸鉄道



東北復興のシンボルとして多くの人に愛される「三陸鉄道」、通称「さんてつ」について説明します。

トンネルの間に広がる太平洋

トンネルの間に広がる太平洋

三陸鉄道(さんてつ)は、岩手県宮古市・宮古駅~久慈市・久慈駅間を結ぶ「北リアス線」と、岩手県大船渡市・盛駅~釜石市・釜石駅間を結ぶ「南リアス線」を運行しています。北リアス線は複雑で険しい地形からトンネルと鉄橋が多くなっていますが、島越駅田野畑駅白井海岸駅野田玉川駅間のように車窓から太平洋を展望できるポイントもあり、徐行運転でゆっくりと景観を味わえるようになっています。また、陸中野田駅は「道の駅のだ」の施設内にある全国でも珍しい駅のひとつで、産直の野菜や地元の名物をレストランでいただいたり、お土産にすることができます。南リアス線もまたトンネルの多い路線ですが、駅の近くなどではやはり抜群の眺望が楽しめます。恋し浜駅は、ユニークな名前と名物のホタテにあやかり、恋の願いごとを書いたホタテの貝殻の絵馬を待合室に吊るすのがブームになっていて、恋愛パワースポットとして有名です。

白を基調に、赤の幅広の帯と青い線を配した車両デザインは、同線沿線をモデルにした2013年のTVドラマ「あまちゃん」の重要な場面に度々姿を見せ、同ドラマの大ヒットともに人々に深く印象づけられました。また、青を基調とし、赤と白を配したデザインの車両も登場しています。

復興のシンボルとなった「さんてつ」

復興のシンボルとなった「さんてつ」

2011年3月の東日本大震災は、三陸鉄道にも甚大な被害を及ぼしました。しかし、いち早く一部地域での運転を再開し、不通区間の復旧にも力を注いできた三陸鉄道は、「復興のシンボル」のひとつとして地元の人たちを勇気づけてきたのです。発災当時、南リアス線で運行中だった車両は、警報装置によりトンネル内で急停止して間一髪で津波の難を逃れました。結局、車両基地にあった他の南リアス線車両は塩水に浸かり、残ったのはこの車両「36-105」のみ……以来、「奇跡の車両」と呼ばれているのです。現在、三陸鉄道は学校や団体などを対象に、三陸鉄道社員や沿線住民によって被災の状況を語り伝える「震災学習列車」も運行しています。

企画列車も豊富な「おもしろ鉄道」

企画列車も豊富な「おもしろ鉄道」

三陸鉄道はとてもおもしろい鉄道会社です。三陸鉄道の車両は、すべて「36形(さんりくがた)」を名乗っていたり、経営状況の厳しさをもじって「赤字を食うつもりで」と「三鉄赤字せんべい」が発売されました。そのユニークさは企画列車にも現れていて、夏はお座敷列車として走る車両「さんりくしおかぜ」は、冬になると掘りごたつを備えた「こたつ列車」に変身します。アテンダントさんが海女さんの服装で車窓案内や車内販売をしたり、途中で"北岩手のなまはげ"こと「なもみ」が現れたりと、こたつやお弁当、車窓風景以外にも楽しさが盛りだくさんです。また、4月の全線運行再開に合わせて、新型のレトロ車両とお座敷車両「さんりくはまかぜ」も登場しました。古民家風の内装や、地元の特産品展示などにも期待が寄せられています。